円回内筋は肘関節における前腕の屈曲、回内を行う。

起始
上腕骨内側上顆、尺骨鈎状突起
停止
橈骨外側面
支配神経
正中神経(C6~C7)
作用
肘関節での前腕の回内、屈曲
上腕頭と尺骨頭に分かれ、上腕骨内側上顆、尺骨の鈎状突起それぞれに付着します。
上腕骨内側上顆に疼痛が起こる場合に原因となる筋となります。
これをゴルフ肘なんて呼ぶこともありますが、股関節や胸椎の可動性が無いために腕のみで無理矢理打ってしまうことで負担がかかってしまう可能性があります。
改善するためには正しい、胸椎の可動性、骨盤の全後傾の可動性などができるようにする。
または、橈骨、尺骨間の骨間膜の滑走性がない場合も考えられますので、骨間膜のリリースなども有効です。
円回内筋症候群と言われるものの原因にもなりうる筋肉です。
支配神経でもある正中神経は上腕頭と尺骨頭の間を通っており、円回内筋の拘縮やデスクワークなどの回内位の状態が多い職業などは圧迫により痛み、手先の痺れが起こる可能性がある。