フォーラム記事

長谷川元紀
2021年2月15日
In 解剖学&トレーニング&リリース
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長谷川元紀
2021年2月15日
In 解剖学&トレーニング&リリース
深層外旋六筋はお尻のインナーマッスルとも言われる股関節の外旋作用のある6つの筋肉の総称です。 起始 梨状筋    S1~S4前仙骨孔の間の仙骨前面 上双子筋   仙骨棘、内閉鎖筋腱上部と一体化 内閉鎖筋   閉鎖孔内表面 下双子筋   坐骨結節 大腿方形筋  坐骨結節外側面 外閉鎖筋   閉鎖孔内側の骨縁 停止 梨状筋    大転子上縁 上双子筋   大転子内側面 内閉鎖筋   転子窩 下双子筋   内閉鎖筋と大転子内側面 大腿方形筋  大腿骨転子間稜 外閉鎖筋   大腿骨転子窩 支配神経 梨状筋    脊髄神経(L5~S2) 上双子筋   脊髄神経(L5~S1) 内閉鎖筋   脊髄神経(S1~S3) 下双子筋   脊髄神経(L5~S1) 大腿方形筋  脊髄神経(L5~S1) 外閉鎖筋   閉鎖神経(L3~L4) 作用 梨状筋    股関節外旋、外転 上双子筋   股関節外旋、内転、伸展、屈曲時外転 内閉鎖筋   股関節伸展時外旋、屈曲時外転 下双子筋   股関節外旋、内転、伸展、屈曲時外転 大腿方形筋  股関節外旋、内転 外閉鎖筋   股関節外旋、骨盤の安定 深層外旋六筋はその名の通り深層にある外旋作用のある六筋の総称です。触診は極めて難しいです。 ポイントとしては上記のように記載している順番です。背面から見たときの上からの順番で記載しています。外閉鎖筋のみ背面から確認することはできません。 外旋作用は、ほぼ真横に走行、付着している大腿方形筋が強いとされています。次に内閉鎖筋です。 梨状筋においては股関節の屈曲角度60°以上になってくると走行が変わり内旋作用に変わります。 トレーニング時にターゲットを絞るのであれば、60°以内である必要があります。 上双子筋、下双子筋、内閉鎖筋の3つの付着部が同じことからこれら3筋を骨盤三頭筋と呼ぶこともあります。 ほとんどが大転子に付着していることから臀筋群とともに大腿骨頭の安定化にも働いてくれています。 筋連結として内転筋群との連結しているので、連結を生かしたトレーニングなども有効です。 深層外旋六筋の重要なポイントとしては梨状筋が影響する坐骨神経痛との関連性です。 坐骨神経痛は、画像でもあるように梨状筋の下面または貫通、分岐しながら走行している坐骨神経が梨状筋によって圧迫されてしまい、腰の痛みや足の痺れが起こってくることです。 坐骨神経の走行パターンは遺伝的要因による物です。 梨状筋の中を貫通している場合だと、梨状筋が新調されることにより神経絞扼(締め付け)が起こり痛み等が生じます。股関節における大腿骨の内旋、つまり内股の方などは要注意です。 このパターンであれば、トレーニングにより強化してあげることにより起始部、停止部の距離が短くなり圧迫を防ぐことができます。 坐骨神経痛の例外パターンとして、大内転筋と大腿二頭筋との間に坐骨神経が走行しているので、そこで坐骨神経の絞扼(締め付け)が起きている可能性もあります。 この場合はリリースが有効です。
深層外旋六筋 content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
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前脛骨筋はいわゆるスネに当たる部分の筋肉であり、歩行動作の安定性などを担っています。 起始 脛骨上方2分の1外側面 停止 第1中足骨基底面 支配神経 深腓骨神経(L4~S1) 作用 足関節背屈、内反 前脛骨筋は適度に足関節を背屈(つま先が下を向かないように)してくれています。 よくあるフィットネスなどのグループレッスンなどでは見た目を良くするためかつま先を伸ばした状態での腿上げなどがありますが、このような動作を覚えてしまうと、つまずく恐れがありますのでやめた方がいいトレーニングフォームと言えるでしょう。 特に、高齢になればなるほどこのような動作はNGであると言えます。 前脛骨筋においては縮むことができないなどのエラーが出やすい筋でもあるので、リリースなどは有効でしょう。 前脛骨筋の走行を見てもわかるように、足関節の内転作用があります。 O脚のような方は、過度な収縮によりO脚顔こている可能性もありますのでリリースの対象になるでしょう。 前脛骨筋との筋連結を考えると、股関節の大腿直筋などの屈筋群との連結が見られるため、前脛骨筋の背屈をした上での股関節屈曲動作を取り入れたトレーニングが望ましいです。 トレーニングすべき対象としては下腿が外方へと向いている、X脚になっている方などに当てはまるでしょう。 前脛骨筋の作用として、足関節の背屈がありますが、足関節の背屈制限がある場合は前脛骨筋にあるわけではなく、脛骨、腓骨間の骨間膜によるのもが多いです。 脛骨、腓骨間を距骨がうまく入り込めず背屈制限がかかっている状態です。 つまり、骨間膜の柔軟性が無いために背屈できない状態です。このパターンでは、骨間膜のリリースもしたほうがいいでしょう。 足底部のアーチの形成にも影響します。 内反捻挫との関係もあります。 足関節の外反可動域よりも内反可動域の方が明らかに広いので内反捻挫をしやすい傾向があります。 先程のX脚でも書いた通り、前脛骨筋には内反作用がありますので、X脚などの方は注意が必要です。
前脛骨筋 content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
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下腿三頭筋は俗に言うふくらばぎにあたる筋肉です。腓腹筋とヒラメ筋に分けられます。 起始 腓腹筋  外側頭 大腿骨外側上顆      内側頭 大腿骨内側上顆 ヒラメ筋 腓骨頭、腓骨頭後面上部3分の1、腓骨ヒラメ筋線、ヒラメ筋腱弓 停止 腓腹筋  ヒラメ筋腱と合流し踵骨後面 ヒラメ筋 ヒラメ筋の停止腱と合流しアキレス腱として踵骨隆起 支配神経 腓腹筋  脛骨神経(S1~S2) ヒラメ筋 脛骨神経(S1~S2) 作用 腓腹筋  足関節底屈 ヒラメ筋 足関節底屈 足関節の底屈に非常に強く働く筋です。 足関節の背屈制限の際にフォーカスを当てがちな筋でもありますが、この場合のストレス部位はほとんどの場合、前脛骨筋によるものがほとんどです。 下腿三頭筋が原因で起こる場合は、膝関節の屈曲時に背屈制限が起こる場合に原因として考えられるかもしれません。 下腿三頭筋は地面を蹴り上げるような、地面を押し込むような筋発揮をするような形をイメージされるとは思いますが、基本的には足底部の母指球、小趾球、踵のトライアングル支点によってジャンプ動作や歩行動作を行っています。
下腿三頭筋 content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
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内転筋群は大内転筋、長内転筋、短内転筋、薄筋、恥骨筋に分類されます。 起始 大内転筋 恥骨下枝 長内転筋 恥骨結合 短内転筋 恥骨下枝 薄筋   恥骨結合 恥骨筋  恥骨上枝 停止 大内転筋 大腿骨内側上顆、大腿骨粗線内側唇 長内転筋 大腿骨粗線内側唇 短内転筋 大腿骨粗線内側唇 薄筋   鵞足 恥骨筋  恥骨筋線 支配神経 大内転筋 閉鎖神経(L3,4)、坐骨神経の枝 長内転筋 閉鎖神経(L3,4)、坐骨神経の枝 短内転筋 閉鎖神経(L3,4)、坐骨神経の枝 薄筋   閉鎖神経(L3,4) 恥骨筋  大腿神経(L2~L4)、閉鎖神経 作用 大内転筋 股関節伸展、内転、内旋 長内転筋 股関節内転 短内転筋 股関節内転、屈曲 薄筋   股関節内転、屈曲 恥骨筋  股関節屈曲 内転筋群は日常生活において使用する機会が少ないため弱化しているパターンが多く見られます。 内転筋群の弱下により、内股、X脚などのエラーが起きてきます。これらは内転方向に短縮していることから内転筋群が強いという考察がされがちですが、逆の視点で考えることも必要です。 反対側の外転、外旋筋は内転、内旋しすぎないよう筋長を保ってくれているような形になります。他の筋でも当てはまることですが、抗重力か否かが鍵となります。 大内転筋は立位時には起始部から停止部にかけて捻れています。これらは股関節伸展時に向き合います。股関節伸展時及び立脚後期に内旋作用も働きます。 股関節伸展時に外旋してしまうようなエラーが出た際には内転筋群が使えていないと言えるでしょう。内転筋群が使えていないということは大腿筋膜張筋などが代償的に働いている場合があります。 逆に捉えると、大腿筋膜張筋の過度な緊張が見られた時、内転筋群にフォーカスを当てることもできます。 伸展時に半腱様筋、半膜様筋が代償的に働く場合がありますが、このパターンは半腱様筋に負担がかかることにより鵞足炎のリスクも高まります。 大内転筋は大臀筋との連結も見られるため、働くためには骨盤の適度な前傾を作ってあげることも重要です。 薄筋については、縫工筋の時に挙げたように、鵞足に付着していますので、鵞足炎との関連性もあります。
内転筋群 content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
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縫工筋は一番ヒトの身体で一番長い筋肉とされています。 起始 ASIS(上前腸骨棘) 停止 鵞足 支配神経 作用 股関節屈曲、外旋、膝関節伸展、下腿内旋 縫工筋は停止部の鵞足で起こる鵞足炎との関連性が注目されます。 鵞足には3つの筋肉がついており、縫工筋、半腱様筋、薄筋が付着しています。これら3筋のうちいずれかの問題でが側縁が起こる可能性が高いです。 縫工筋の機能不全によって引き起こされるものはニーイントゥーアウトです。つまり内股です。 ですが、この場合考えられるのは、縫工筋は重力に逆らっている状態となるため、鍛えるべきは内転筋群であると言えます。伸びきって状態で固まっている可能性もあるので、リリースは有効な手段でもあります。 強力な筋ではないですが、鵞足炎との関連性があるので覚えておくと良いでしょう。
縫工筋 content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
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大腿筋膜張筋は股関節の外転に働き、中臀筋、大臀筋、内転筋群などの機能不全による過度な緊張が見られることもある。 起始 ASIS(上前腸骨棘) 停止 腸脛靭帯を介して脛骨外側顆 支配神経 上臀神経(L4~S1) 作用 股関節外転、内旋 大腿筋膜張筋は数少ない内旋作用のある筋肉です。 腸脛靭帯を介して脛骨外側顆についていますが、腸脛靭帯が大腿骨外側上顆にぶつかって起こる腸脛靭帯炎というものがあります。腸脛靭帯の拘縮が起きているのでリリースなどの対処も必要です。 腸脛靭帯が原因でX脚や内股などの原因ともなりますが、これらの場合、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯などの外転筋が弱い、強いという考え方ではなく、内転筋群などの機能不全によるものであると考える必要があります。内転筋群が使えていないが故に内側側と外側側の双方がバランスが取れていないという考え方です。 大腿筋膜張筋及び腸脛靭帯と連結が見られる外側広筋、中間広筋、大腿直筋、臀筋群などの外転方向に働く強い筋との連結も見られるので、内転筋群、内側広筋などの強化が必要となるケースも多いです。
大腿筋膜張筋 content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
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小臀筋は中臀筋とともに片足支持に働きます。 起始 前、後臀筋線、下臀筋線 停止 大転子前面 支配神経 上臀神経(L4~S1) 作用 股関節外転 前部繊維 内旋 後部繊維 外旋 小臀筋は中臀筋とともに股関節の安定性、片足支持に働いています。 中臀筋同様、前部繊維と後部繊維に分かれています。
小臀筋 content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
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中臀筋は、股関節外転作用が強い筋でありますが、積極的外転ではなく、内転しないよう耐えてくれている筋になります。 起始 腸骨稜外唇、前臀筋線と後臀筋線の間 停止 大腿骨大転子外側面 支配神経 上臀神経(L4~S1) 作用 股関節外転、片足支持 前部 内旋 後部 外旋 中臀筋の作用として外転がありますが、積極的外転動作ではなく、作用に記載してあるように、片足支持がメインとなる筋であることを理解しましょう。 中臀筋が機能不全となるとトレンデンブルグと呼ばれる歩行動作における代償動作が目立ちます。 片足支持の際に中臀筋が働くので、機能していないと大腿骨が内転するような形となり、大腿骨を支えられていない状態に陥ります。お尻を振って歩くようなイメージをしていただけるとわかりやすいかと思います。 作用の外転とは内転しすぎないよう維持してくれている使い方ですので、よくありがちな中臀筋のトレーニングパターンであるバンドやチューブによる足を開くような動作は機能的ではありません。 大腿筋膜張筋、腸頸靭帯、小臀筋、大臀筋などと筋連結をしているので、他の周りの筋群との繋がりも理解しておくと幅がひろがるかと思います。
中臀筋 content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
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大臀筋はいわゆるお尻の筋肉であり、上方繊維と下方繊維に分類されます。 起始 上後腸骨棘、後臀筋線、仙骨後面下部2分の1外側、尾骨外側縁、仙結節靭帯 停止 上部繊維 大腿筋膜(腸頸靭帯) 下部繊維 臀筋粗面 支配神経 下臀神経(L5~S2) 作用 股関節伸展、外旋、外転 大臀筋はヒップアップトレーニングで積極的にトレーニングされる筋でもありますが、お尻の位置は姿勢に依存するため、トレーニングによる筋肥大でヒップアップするわけではないことを理解しておきましょう。 大臀筋の筋発揮のタイミングは歩行時、走行時などの着地時となりますので、新調された状態での筋発揮となります。ですのでヒップスラストなどの股関節伸展後期に筋発揮をするようなトレーニングは不向きであると言えます。むしろ、正しい使い方ができなくなってしまう恐れがあります。 大臀筋の上部繊維は腸頸靭帯と連結していることから、内旋作用もあります。屈曲70°以上で内旋作用があると記載してある文献もあります。 作用的な強度として、外転>外旋となります。 内股の方は上部繊維が積極的に働いている可能性もあります。腸頸靭帯との連結があるので、外側広筋、中間広筋、大腿直筋など大腿四頭筋との筋連結も見られます。 下方繊維の作用は外旋<伸展となります。 大内転筋との筋連結が見られますので、内転作用を用いたトレーニングなどが効率的であると言えます。例としてデッドリフトの際に膝の間にボールを挟むなど 骨盤が後傾して大臀筋が短縮位になっている姿勢の時に大臀筋が緊張していることがフォーカスされる場合がありますが、むしろ使えていないのではないか、という疑問を持つ必要があります。 立位の場合、骨盤の後傾は重力に逆らっているわけではないので、むしろ大臀筋は緩んでいる状態にあります。この場合、拮抗筋である大腰筋、腸骨筋の骨盤が後傾しないよう耐えている状態にあります。 これらを考えると、筋肉の作用と使用とではマッチしないことがわかります。
大臀筋 content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
In 解剖学&トレーニング&リリース
ハムストリングスは大腿骨背面に位置し、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の4筋によって構成されている。ランナー筋とも呼ばれている。 起始 大腿二頭筋 長頭 坐骨結節 短頭 大腿骨粗線外側唇 半腱様筋 坐骨結節 半膜様筋 坐骨結節 停止 大腿二頭筋 腓骨頭、脛骨外側上顆(ガーディー結節) 半腱様筋 鵞足 半膜様筋 脛骨内側顆 支配神経 腓骨神経 作用 膝関節屈曲、股関節伸展 ハムストリングスはランナーに発達が見られる筋です。 歩行動作、走行動作時において着地時に大臀筋が働き、立脚後期にハムストリングスが働きます。 となると、ハムストリングスは伸長性収縮筋であり、より大腿骨を伸展させようとさせる働きをします。この時に、ランナーの場合、骨盤の前傾を保他なければいけないので、多裂筋の筋収縮が必要となります。これらを考えると、骨盤の前傾を維持した状態での筋出力のできるトレーニング種目が適切だと言えるでしょう。 主なトレーニング種目としてデッドリフトが挙げられますが、ハムストリングスはワイドスタンスかナロースタンスかで内側側と外側側に分けてトレーニングすることができる。 先ほど説明したように、伸長性収縮によって筋発揮をするハムストリングスなので、ナロースタンスでは、外側が新調されるので、外側のトレーニングとなります。ワイドスタンスの場合は内側側が伸長されるので、内側側のトレーニングとなります。 さらに、膝関節主体なのか、股関節主体なのかで、近位、遠位の使い分けも可能です。 これらは、ハムストリングスに限らず他の筋でも言えることです。 半腱様筋の停止部である鵞足は3つの筋が付着しており、膝の内側痛が起きた際に注目される付着部です。鵞足には、半腱様筋、縫工筋、薄筋の3筋が付着しています。鵞足に痛みが生じている場合を鵞足炎と呼んだりしますが、鵞足炎が起きている際は、それぞれ3筋のどれが原因で起きているのかを見極める必要があります。これらの作用に応じてテストする必要があります。 ハムストリングスは2関節筋であり、股関節と膝関節をまたぐ筋ではありますが、主に下腿に影響する筋であり、大腿骨には付着部を持たないので、あまり影響を及ぼしません。 大腿二頭筋短頭は大腿骨粗線外側唇に付着しているので大腿四頭筋外側広筋との筋連結が見られます。
ハムストリングス content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
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大腿四頭筋は文字通り大腿部の前面を走行する4つの筋の名称です。 外側広筋、内側広筋、中間広筋の単関節筋と大腿直筋2関節筋で構成されています。 起始 外側広筋 大腿骨外側唇 内側広筋 大腿骨内側唇 中間広筋 大腿骨中央前面 大腿直筋 AIIS(下前腸骨棘) 停止 膝蓋靭帯を経由して脛骨粗面 支配神経 大腿神経(L2~L4) 作用 膝関節伸展、大腿直筋のみ股関節屈曲 大腿四頭筋は大体の前面に走行し、ブレーキ筋とも呼ばれる。体積が非常に大きく強い筋である。 大腿四頭筋のうち、最も体積が大きいのが外側広筋であり、膝関節に大きな負荷がかかる際には大腿骨を外旋し、膝関節にストレスをかける恐れがある。スクワットの際には足は地面で固定されているため膝関節に大きなストレスがかかる。足が固定されて動かないことをCKC(クローズドキネティックチェーン)と呼ぶ。その際に膝関節に捻れのストレスがかかることをトルクのストレスと呼ぶことがある。 スクワットの正しいフォームとして、膝関節のストレス、股関節の構造を含め、つま先をやや開き、下肢を外旋させた状態でのスクワットが適切であると言えるでしょう。 膝を出さないといったスクワットが広まっているが、明らかに間違っていると言えるでしょう。 ヒトの動作において、膝を出さない場面はほとんど存在しない上に、後方重心となるため、前方へと移動するヒトに適しておらず、後方重心となることで重りのベクトルが後方へとズレるため、効率的なトレーニングとは言えません。 内側広筋は大内転筋との筋連結をしているをしているので、内側広筋を効率的にトレーニングする際には大内転筋とともに筋発揮をすることが適切と言えるでしょう。
大腿四頭筋 content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
In 解剖学&トレーニング&リリース
腸腰筋は2筋の名称であり、大腰筋と腸骨筋の2つに分けられます。文献により異なりますが、小腰筋が記載されている場合があります。小腰筋は3割程度のヒトにしか存在しないと言われています。 起始 大腰筋 Th12~腰椎横突起 腸骨筋 腸骨窩 停止 大腰筋 腸骨筋、大腿骨小転子 腸骨筋 大腿骨小転子 支配神経 大腰筋 L1~L4の枝 腸骨筋 大腿神経(L2,3) 作用 大腰筋 股関節屈曲、大腿骨外旋 腸骨筋 股関節屈曲 大腰筋は腸骨筋と腱を共有して大天使に付着しています。 大腰筋はアライメントによって作用が変わる筋でもあります。 これを大腰筋パラドックスと呼んだりもします。 大腰筋は海外に比べ日本人は小さいと言われております。 大腰筋の筋力に差が生まれると、特にスプリンターなどに差が生まれやすいです。 骨盤の前傾に働く筋です。スプリンターなどは当然前方への移動が優れているわけですが、前方への移動が優れているということは、重心位置も前方である必要があります。 腸腰筋の股関節屈曲は走行から、積極的屈曲ではなく、伸展時からの屈曲作用であると分かります。 多少の外旋作用がありますが、大腿骨の角度により強度は異なります。 寛骨臼に対して大腿骨が内転していて腸腰筋の走行が体幹に対してほぼ垂直となるので、外旋作用は弱くなります。このようなアライメントは女性に多く見られます。 逆に、外転及び、地面に対して垂直に大腿骨が位置していれば外旋作用が強く働きます。 腸腰筋は遠心性の収縮により働き、伸長反射によって股関節の屈曲作用に働きます。 屈曲時に外旋に働く腸腰筋が上手く作用していないと、屈曲時に内旋、伸展時には外旋してしまう特徴があります。屈曲時には内転筋群、縫工筋、大腿直筋、腸腰筋などさまざまな筋群が働きますが、腸腰筋とともに、内転筋群などの機能低下により、外転、内旋作用のある大腿筋膜張筋がカバーする形になり、X脚、ニーイントゥーアウトなどのリスクが高まります。 股関節伸展外旋が起きてくると、大腿骨頭が前方に向く形となりますので、インピンジメントが起こる可能性もあります。 大腰筋と腰方形筋は前後に位置し、その間を多数の神経が走行しています。 腸骨下腹神経、腸骨鼠径神経、陰部大腿神経、外側大腿皮神経、大腿神経、閉鎖神経、腰仙骨神経 これらに影響を及ぼす可能性もあります。
腸腰筋(大腰筋・腸骨筋) content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
In 解剖学&トレーニング&リリース
腰方形筋は浮遊肋である第12肋骨、腰椎棘突起から腸骨稜に付着しています。 起始 腸骨稜 停止 第12肋骨下縁、腰椎1〜4番横突起 支配神経 脊髄神経(T12~L1,2) 作用 腰椎側屈(同側性)、腰椎伸展(両側性)、骨盤同側挙上 腰方形筋は胸腰筋膜に付着しおり、腰方形筋の左右差によって腰痛が起こりやすくなっています。 左右左が起こることにより、スムーズな腰椎の屈伸運動ができなくなるため起こります。 過度な緊張による椎間内圧を高めるリスクもあります。 ですが腰椎の安定性を保ってくれている筋でもありますので。扱いには注意しなくてはなりません。 腰方形筋による痛みのテストとして座位の状態で一方の骨盤を挙上するテストがあります。 腰方形筋の緊張により、骨盤の腸骨稜を結んだヤコビー線が上がっている特徴があります。 腰方形筋の過度な緊張は下肢のバランスが悪いために起こっているケースがあります。この場合は中臀筋や内転筋群などの働きを評価する必要があります。
腰方形筋 content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
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横隔膜は主に、呼吸に働く吸気筋です。腹式呼吸と言われる呼吸に働きます。 起始 剣状突起、第7〜第12肋骨肋軟骨 右脚:腰椎1〜3番 左脚:腰椎1〜2番 停止 腱膜によって構成される腱中心 神経支配 横隔神経(C3~C5) 作用 胸腔の拡張、腹腔の収縮 横隔膜は剣状突起をはじめ、肋骨から腰椎に付着し、ドーム状になっています。 横隔膜が収縮することにより肺が膨らむスペースができ、呼吸ができるような構造になっています。 呼吸には大きく腹式呼吸と胸式呼吸に分かれます。 呼吸は自律神経と大きな関わりがあり、自律神経に唯一アプローチできるのが呼吸と言われています。 腹式呼吸では副交感神経優位に、胸式呼吸では交感神経優位となります。 胸郭が開いているリブフレアのような方は、胸式呼吸優位になっていおり、横隔膜の可動性が制限されています。呼吸は浅くなり、交感神経優位になり睡眠や腰痛などに影響が出てきます。 横隔膜は腰椎に付着していることから椎間内圧とも関係があり、横隔膜が収縮することによって腰椎を上方へと引き上げてくれる作用があるので椎間内圧の緩和をしてくれます。 胸腰筋膜に付着しているので、他の広背筋、大臀筋、脊柱起立筋、多裂筋、内腹斜筋、腹横筋、腰方形筋、大腰筋などとともに横隔膜が付着しているのでこれらとの関連性もあります。 横隔膜が引き下がることにより内臓に圧がかかり腹腔内圧を高める働きをしてくれています。腹腔内圧が高まることにより内側から腰椎を支えてくれています。胸郭が開いてしまっている肩などは腰痛のリスクなどが高まります。 骨盤底筋群との向き合うようなアライメントが腹腔内圧を高める最適なポジションであるといえます。 横隔膜が収縮した際に、骨盤の過前傾、胸郭が開いてしまっているとベクトルが前下方に向いてしまうため腹圧が抜けてしまいます。 腹腔内圧を維持するためにはその他、腹筋群の働きも必要となります。特に腹横筋は腹腔内圧に強く働きます。 自律神経によって睡眠や痛みなどに影響してきます。就寝の際は当然、リラックス状態である副交感神経優位であることがベストですが、腹式呼吸が上手くできないひとはさまざまな影響が出てきます。 ストレスにも繋がることもあるので注意が必要です。 腹式呼吸を誘導する方法として、脊柱の屈曲を作った状態での呼吸が挙げられます。
横隔膜 content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
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多裂筋は脊柱起立筋の一つとしてまとめられることもありますが、インナーマッスルとして扱われる場合が多いです。 起始 仙骨、上後腸骨棘、腰椎乳頭突起、胸椎横突起、頸椎4〜7椎骨関節突起 停止 起始部より上部2〜4椎骨棘突起 支配神経 後枝 作用 脊柱の回旋、側屈、伸展 多裂筋はインナーマッスルとして働き、椎骨一つ一つに付着しているので細かな動作が可能となっています。多裂筋が機能不全となると脊柱起立筋がメインで働き、腰痛などにつながります。 多裂筋の機能をあげる必要が出てきます。 多裂筋の機能不全によって仙骨の後傾が促されるため、骨盤の後傾が起こり、お尻が垂れてしまったりします。 多裂筋が機能するための条件として胸腰筋膜が働いていることが挙げられます。 脊柱に付着していることから、左右差があることにより脊柱安定性がなくなり屈曲、伸展動作に代償が出る可能性もあります。ですので、胸腰筋膜に付着している筋群が働いていることも多裂筋の活性化につながります。 仙骨の後傾が起こることにより大臀筋、大内転筋、ハムストリングスなどの機能不全の原因ともなります。ヒトは前進する生き物ですので、骨盤、仙骨の後傾が起きてくると前進するための筋は機能しなくなります。スプリンターなどは特に仙骨、骨盤の前傾が見られます。
多裂筋 content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
In 解剖学&トレーニング&リリース
脊柱起立筋は背面に走行し、抗重力筋であり、姿勢を保ってくれている筋である。 棘筋、最長筋、腸肋筋の3つに分類されます。 ※起始停止は省きます。 棘筋 頭棘筋 頸棘筋 胸棘筋 最長筋 頭最長筋 頸最長筋 腰最長筋 腸肋筋 頸腸肋筋 胸腸肋筋 腰腸肋筋 作用 脊柱の伸展 脊柱起立筋は背面の最も長く大きい筋肉であり、腸骨稜、仙骨から椎骨、肋骨に付着しています。 体幹の内側から棘筋→最長筋→腸肋筋となります。 各種3つずつに分類されますが、一つにまとめて考えられる場合が多いです。 脊柱起立筋は非常に大きく長い筋ですが、抗重力筋であり、積極的に鍛えるような筋ではありません。 腰痛との関連性があり、アウターに近い脊柱起立筋が過度な緊張をしていると、腰椎の椎間板を圧迫してしまう恐れがあるので、腹横筋、多裂筋などのインナーマッスルが使えるようなトレーニングが必要となります。 脊柱起立筋を積極的に使ってしまっている肩の特徴として脊柱起立筋が隆起している場合があります。 脊柱起立筋は体幹が前方に倒れないように働いてくれている遅筋になります。 脊柱起立筋が発達している方は、大臀筋などが上手く使えていない骨盤が後傾している方に多く見られます。骨盤が後傾していて脊柱の後弯が起きていると、これ以上倒れないように脊柱起立筋が支えてくれているような状態になります。
脊柱起立筋 content media
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長谷川元紀
2021年1月25日
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肩甲挙筋は僧帽筋に次いで肩こりの原因となる筋肉でもあります。 起始 頸椎1〜4番の横突起 停止 肩甲骨上角 支配神経 肩甲背神経(C5~C3) 作用 肩甲骨挙上、下方回旋 肩甲挙筋は作用としては挙上が強く、下方回旋の作用はわずかである。 肩こりの原因ともなりうる筋で肩甲挙筋が原因で肩こりが起こっている場合は肩甲挙筋が隆起している場合が多いです。 胸椎の後弯が起きていたりストレートネックの場合に視点が下方にずれが生じるため、頸椎の伸展を肩甲挙筋によってカバーしているケースもあります。 通常であれば、頸椎の伸展しても肩甲挙筋は重力に反しているわけではないのでリラックスしていますが、姿勢不良が起きてくると、これ以上頭が落ちないようにと支えてくれている状態になります。 よって 寝違えた時に原因となる筋でもあり、リリースを行うことも有効です。 胸鎖乳突筋、頭板状筋とも筋連結を起こしており、トータルで肩甲帯の拘縮が起こっている場合があります。全体的な評価が必要となります。 臓器との関連性・肝臓
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長谷川元紀
2021年1月25日
In 解剖学&トレーニング&リリース
腹横筋とは内腹斜筋の深層に位置する腹壁外側を走行する筋である。 起始 鼠径靭帯外側3分の1、腸骨稜内側唇、下位第7〜12肋骨後面、胸腰筋膜 停止 腱膜に移行、白線、腹直筋鞘、恥骨、剣状突起 支配神経 下位6本の胸神経 第1胸神経(T7~L1) 腸骨下腹神経(T12~L1) 腸骨鼠径神経(T12~L1) 作用 腹腔内圧を高める、肋骨の下制 腹横筋は腹部を後面から前面にかけて走行しており、脊柱の安定性を保ってくれている筋肉です。 腹腔内圧を高めてくれており、お腹の内側から腰椎を支えてくれているような形になります。腹横筋は動作の時に一番最初に筋収縮が起こり脊柱の安定性を保った状態で動作できるようにしてくれています。これをフィードフォワードを言います。 下位肋骨に付着していることから肋骨が開いてしまうことを制御してくれています。 呼吸の際に骨盤底筋群と横隔膜とが向かい合った状態で腹腔内圧がしっかりと高まるので、圧が逃げないようなポジションを保ってくれています。 腹横筋は呼吸によってのみ鍛えられる筋でもあります。 腹横筋を鍛えるとウエストにも効果的です。 肋骨から骨盤に付着していて、走行を見てもらえばわかる通り、収縮することによりウエストが引き締まります。 腰痛との関連性が非常に多くあり、腹横筋がうまく使えていない方の多くは、腰椎の安定性が保てていないことによる腰痛のケースが多いです。腹横筋が動作時にうまく使える状態を作るトレーニングを行い必要がある。
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長谷川元紀
2021年1月25日
In 解剖学&トレーニング&リリース
腹斜筋は内腹斜筋と外腹斜筋に分類され、脊柱の屈曲、側屈、回旋、胸郭の引き下げ、骨盤を引き上げる、歩行時などは骨盤の安定性を保ってくれている。 起始 外腹斜筋 胸骨、第5〜12肋骨外側面 内腹斜筋 鼠径靭帯外側2分の1、腸骨稜、胸腰筋膜 停止 外腹斜筋 恥骨、白線、腸骨稜、鼠径靭帯 内腹斜筋 恥骨、白線、第9または第10〜12肋骨下縁、腹直筋鞘 支配神経 外腹斜筋 下位肋間神経 腸骨下腹神経 腸骨鼠径神経 内腹斜筋 下位5本の胸神経 第1腰神経(T8~L1) 腸骨下腹神経(T12~L1) 腸骨鼠径神経(T12~L1) 作用 外腹斜筋 両側性 腹部圧迫、脊椎屈曲 同側性 同側側屈、反対側回旋 内腹斜筋 両側性 腹部圧迫、脊椎屈曲 同側性 同側側屈、同側回旋 腹斜筋群は体幹の側屈、回旋に働く筋で外腹斜筋と内腹斜筋に分かれます。 外腹斜筋は鋸状の前鋸筋との筋連結が強く、どちらか一方が機能不全となるとうまく稼働できない特徴があります。前鋸筋、外腹斜筋ともに機能不全となった場合、肩甲骨を支えている脊柱を起始とする菱形筋、僧帽筋に負担がかかるリスクもあります。 さらに、それらが機能しなくなると肩甲挙筋への負担が強くなります。 回旋運動を行う際には走行から左右の外腹斜筋、内腹斜筋の筋連結が起こっているといえます。 例えとして、右回旋運動を行う場合、右内腹斜筋と左外腹斜筋がそれぞれ働いて回旋運動を行っています。 骨盤から肋骨へと付着していることから体幹の屈曲、側屈作用を両方ともに持ち、骨盤を引き上げる作用があります。ですが、当然立位の状態であると重力は足方へと働いていることから脊柱を屈曲する作用の方が強くなるため猫背の原因にもなり得ます。 リブフレアと呼ばれる肋骨が開いてしまっている方などは腹筋群が弱い傾向にもあります。肋骨から骨盤へと走行していることから肋骨の下制にも働きますので、腹腔内圧の低下などの影響も考えられます。これらからウエストにも関与しているといえます。 服圧を高める作用があるということは呼吸にも関与します。 横隔膜との関連性もあり、肋骨が開いていることで横隔膜が新調された状態になってしまい、収縮がうまくできないことから腹式呼吸がうまくできない恐れも出てきます。 胸腰筋膜によって筋連結がありますので筋連結上、連結している内腹斜筋、腹横筋、腰方形筋、脊柱起立筋、広背筋、大臀筋などの筋をバランスよく鍛えてあげることにより腰椎のスタビリティ(安定性)を高めることができます。よって腰痛の予防にも繋がります。 重心位置にも関与しており、腹斜筋含む腹筋群が機能していないと胸郭が開いた状態になってしまい上体が不安定になり重心位置が高くなります。当然重心位置は低い方が安定しますので立位の状態では不安定となります。 内腹斜筋は長内転筋、後脛骨筋、母指内転筋まで筋連結をしているので、トレーニングの際には股関節内転を行いながらのトレーニングが有効である。
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長谷川元紀
共同管理者
その他