肩甲挙筋は僧帽筋に次いで肩こりの原因となる筋肉でもあります。
起始
頸椎1〜4番の横突起
停止
肩甲骨上角
支配神経
肩甲背神経(C5~C3)
作用
肩甲骨挙上、下方回旋
肩甲挙筋は作用としては挙上が強く、下方回旋の作用はわずかである。
肩こりの原因ともなりうる筋で肩甲挙筋が原因で肩こりが起こっている場合は肩甲挙筋が隆起している場合が多いです。
胸椎の後弯が起きていたりストレートネックの場合に視点が下方にずれが生じるため、頸椎の伸展を肩甲挙筋によってカバーしているケースもあります。
通常であれば、頸椎の伸展しても肩甲挙筋は重力に反しているわけではないのでリラックスしていますが、姿勢不良が起きてくると、これ以上頭が落ちないようにと支えてくれている状態になります。
よって
寝違えた時に原因となる筋でもあり、リリースを行うことも有効です。
胸鎖乳突筋、頭板状筋とも筋連結を起こしており、トータルで肩甲帯の拘縮が起こっている場合があります。全体的な評価が必要となります。
臓器との関連性・肝臓